OBになって高専ロボコンを観戦して

今月は高専ロボコンラッシュ!

店長です。

自分は九州沖縄地区大会(ストリーミングにて)、東北地区大会、そして東海北陸地区大会を観戦しに行きました。

詳しい結果については、[http://www.nhk.or.jp/robocon/:title=NHKの公式ホームページにて公開されているので、そちらをご参照ください。


さて、卒業してOBとなり一線を退いた訳ですが*1、OBの観点で思ったことを述べてみようと思います。

勝ち負けにこだわるべきか

個人的に、勝ち負けに関してであればこだわる必要はないと思いました。
というのは、勝つのにこだわってしまうと不必要なところを全部取り払って最適化してしまって面白味に欠けてしまうのではないかという感覚・危惧があります。

どういうロボットが良いのか

先ほどの節では、勝負にこだわらない方が良いということを言いましたが、勝負しないとコンテストの意味がないので確実に要求されている課題をこなせるロボットは作らないとだめだと思いました。
確実に要求を満たすロボットを作り、それを魅せれるロボットにチューニングできれば良いと思いました。

個人的にこの理論に気づいたきっかけは奈良高専のロボットでした。
今年の近畿地区大会決勝では奈良 vs 奈良の対決でして、その中で
「奈良は勝つとか負けるとかではなくて、魅せるロボットを作っている。だから慌てず試合に臨めている」*2
というツイートを見て、なるほどなと思いました。

ロボコンを通して何を学んで欲しいか

これは、ロボコンだけでなくプロコンなどにも通じる話だと思うのですが、
個人的にはロボコンを通せてものづくりのサイクル・チームワークの大切さを感じてもらえるだけでも良いのではないかなとは思います。
結局、勝負には勝ち負けがあって、勝ったとしても負けたとしても、良かったこと悪かったことはあるわけです。
それをオフシーズンや次シーズンに活かして進歩してくれるだけでも十分良いのではないかなと思っています。
ちなみに、反省会で口だけ言ってやらないのは論外です。
俺の例は後輩たちだけできちんとロボットが作れるように、オフシーズン他高専を巻き込んでミニロボコンをやってみたりしました。
多少は良かったのではないかと思いながらも色々課題はありましたけど…

個人的には

ロボコンでも社会人となってもそうだけど、何事も楽しくやらないと長続きはしないと思いました。
結果としてはできる限りのことをやった結果なので悔いはないですが、行動については悔いは多い5年間でした。
現役生のみなさんも楽しく高専ライフ、ロボコンライフを過ごして良い技術者となってもらいたいです。






何はともあれまだ残り3地区(関東甲信越・北海道・四国)大会が残っていますね。
残りの地区大会は都合で見られるかどうかわかりませんが、全力を出してがんばって欲しいと思います。

もちろん全国大会は行きますよ。東京にすんでますからね!
個人的には鈴鹿の狂犬の活躍ぶりに期待したいと思います。

*1:実質的には5年生の時点で退いているわけですが

*2:ソース不明