僕が高専に入学して

この記事はBlogRelay for Kosen Examineeのリレー記事です.
昨日の記事はじぐそうさんでした!

店長です

この記事は入学試験を受ける人に向けた記事らしいですね.
ところで,自分の入学した理由はすでにもうKosen Advent Calendar 2011の記事で書いたりしてあります.

さて,なぜ俺が高専にいったのか….今思うと,特に理由がなかったかもしれません.
自分はパソコンが好きで,プログラミングとかも興味があったんですよ.
だけど,家にあるパソコンは古いしボロいしネット環境なんてダイアルアップでした.*1

やっぱり,何かパソコンや電子機器に関する知識がほしい!ということで最初はそこそこ有名な*2に行こうかと思ってました.ただ,親父が「そんなんだったら商船はどうや?」みたいなことを言って,ちょうど体験学習入試が始まるということで,高校よりかはいいかなという軽い気持ちで受験しあっさり合格してしまいました.*3

そして,今通ってる鳥羽商船高専に入学することになりました.

僕と高専ロボコン
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僕の高専入試.

実は俺は入学試験の勉強を「まともに」したことがありません.
というのも,実は俺が入る学年から試験の種類に体験学習入試というのが始まりました.

その当時は始まったばかりの試験ということもあり,何をするのかは全然わかりませんでした.*1
一応,落ちた時の保険として過去問を何度か解いたこともありましたが…

面接試験があるとのことでしたが,高校の推薦入試と時期がずれていることもあり,全然面接練習もしてくれませんでした.*2

まぁほぼぶっちゃけ本番で試験(?)を受けて,あっさり合格しました.

ちなみに試験が1/7で合格発表が1/11位に合格発表を受けて,
「なんてあっさりと決まってしまったんだろう」と思ったこともありました.

その後,学校からテキストが送られ,一通りの予備勉強をして,うちの高専に入学しました.

まぁ,つまる所俺から入試に受けるためのコツとか苦労話などは一切ない訳ですよね.

高専入学して思ったこと.

うちの高専は4月に入学したら,曽爾高原に1泊2日のオリエンテーションに行きます.
その時の学生主事の教官*3が,「HOW TO SURVIVE SHOSEN」というタイトルでお話をしてくれます.*4

その時に一番印象に残っているのはこの一言.

君たちにまず,入学をおめでとうって言っているが,この「おめでとう」は挨拶の意味であり,真の「おめでとう」ではない.
君たちが卒業する時の「おめでとう」は真の「おめでとう」だ.

最初は何を言っているんだろうかな?って思ったけど,だんだん高専生活を送っていくにつれてこの言葉の意味がよくわかりました.
一番に思ったのは勉強が普通高校とは全然違うところですね.
高等専門学校という位だから予想はできていたのですが,あまりにも難しいです.
特に数学は1年生のうちから大学1年生のカリキュラムの一部をかじっているらしいので,かなり高度な勉強だったと思います.
また,ほかにも専門生の高い教科があったりして,結構つらいところも多いです.*5

ただ,つらいところもあったりしますが,逆によかったなと思うところもあります.
それは,学年が上の人でも親切にしてくれるところですね.
自分はロボコンで1年の頃の先輩方がやさしくしてくれて,結構楽しく過ごせたりしました.

今では,俺も上級生として下級生と仲良く楽しく学校生活を送っています.

そして,高専に入学した奴に言いたい5つのこと.

個人的に言いたいことは

  • まずは先輩たちと仲良くしろ
    • 先輩たちと仲良くすることで,高専生活のヒント(過去問や過去レポート)をもらえたり,わからないところは教えてくれたりしてくれます.
  • 仲良くするには,部活動に入れ.
    • でも,どうやったら仲良くできるんだろう?って思う時がよくあります.一番の近道は部活動に入ることだと思います.それは自分がしたいことなら何でもいいと思っています.たとえばテニスが好きならテニス部に入ればいいと思うし,コンピュータ系が好きならコンピュータ部に入ればいいと思います*6,俺だとロボコンやってるし,うちの高専は商船高専なのでヨット部やカッター部などがあります.とにかく何か部活動をやってみましょう.
  • 先輩と同期たちと楽しめ
    • 先輩と一切口を利かないのは,今後の高専生活を楽に過ごすためにはもったいないことだと思います.
    • あと,同期入学の奴らは何か*7が起きない限り,5年間同じメンバーなので,仲良くなっておくべきだと思います.*8
  • あと,教官の部屋に突撃しろ!
    • 中学校時代までと違って,高専の教官は職員室なる部屋にいるんじゃなくて,自分の研究部屋を持っています.
    • たとえば「何か授業中わからないところがあったら〜」とかそういう理由で教官の部屋にいって仲良くなって損はありません.仲良くなっておけば教官が何かをおごってくれたりするかもしれないし,試験中にこっそりヒントを指さしてくれるかもしれません.*9
  • 外の世界に飛び込め!
    • 高専生のネットワークは非常に広いです.たとえば高専カンファレンスなどのイベントなど,高専生が集まる機会はたくさんあります.あとは,自分がそういう外の世界に飛び込むか飛び込まないかだったりします.
    • また,うちの高専は国際交流に力を入れ始めていて,格安で超短期留学(1週間位?)に行けたりして,行ってきた奴の話を聞くと俺も行きたくなるほどです.*10

大きく言いたいことはこの5つですね.あとは高専カンファレンス in 岐阜で,@が語ってくれることでしょう.


さて,最後に.

高専は非常に特殊な空間だったりします.
でも,高専で学んだ5年間は「きっと」かけがえのないものになると思います.

Have a Nice Kosen Life!

さて,次の人は刹那(@)さんです.
どんなエピソードが聞けるか楽しみですね.

*1:ちなみに,今は過去3年分の実施課題がHPにアップされています [http://www.toba-cmt.ac.jp/nyuugaku/pdf/gaiyou.pdf]

*2:推薦希望者にはテキストが渡されているので,その友達に面接についてのテキストを借りたりして対応しました.

*3:中学生的な注:高校でいう生徒指導部のお偉いさん

*4:たぶん,俺が入学した時から変わってないので,今年うちの高専に入学した学生は聞いているかも

*5:今の電子機械工学科の2年生は電磁気の一部もやるらしい…

*6:でも,うちの高専にそういう部活動あったっけ?

*7:留年とか進路変更

*8:時々複合クラスなところがあったりするので,このアドバイスは一概に言えないけど.

*9:ソースは俺

*10:担当の教官曰く,補助金などが出るので4万円くらいでマレーシアに留学に行けたりするらしい.